2015年9月29日火曜日

ミヤマシジミ研究会紹介パネル

ミヤマシジミ研究会の活動です

ミヤマシジミ研究会の活動を紹介するパネルとパンフレットです。パンフレットご希望の方は、事務局までご連絡ください。

パネルとパンフレットはプロナツーラファンドの支援を受けて作成しました。

平成27年度ミヤマシジミ研究会 公開講演会・活動報告会・総会

ミヤマシジミの保護にむけて

平成27年9月27日(日)13時から辰野町民会館大会議室において、平成27年度ミヤマシジミ研究会の公開講演会・研究報告会・総会が開催されました。会員、一般の方を含めて約40名の参加者があった。

中村寛志会長の挨拶に続いて、8月にパートナーシップ協定を締結したミヤマ株式会社広報室小林正征氏から連携の挨拶があった。続いて山梨県富士山科学研究所の北原正彦氏の「富士山麓の草原に生息するチョウ類の生態と保全」の特別講演が行われた。講演では富士山麓の梨ヶ原、本栖高原、野尻草原等で実施したチョウ類の群集調査の結果をもとに、チョウ類の多様性や草原性希少種群の保全には草刈りや野焼きなどの人的管理が重要であることが述べられた。

活動報告会では研究会に参加している団体の活動報告が以下のようになされた。
  横山地区ミヤマシジミを守る会 中村新一
  伊那市ミヤマシジミを守る会 岡村 裕 
  辰野生きものネットワーク 土田秀実 
  上牧里山づくりの会  大村洋一 
  ふる里再生水車を楽しむ会 代理 中村寛志
会長挨拶
  信州大学 加藤大輝 
  信州大学山岳科学研究所 江田慧子 
総評として有賀賢治伊那市耕地林務課長と北原正彦氏にコメントを頂いた。

最後に総会が行われ、以下の案件が承認・報告された。
 協議事項
 (1) H26年度事業・予算について、   
 (2) H27年度事業・予算について
 報告事項
 (1)ミヤマ株式会社とのパートナーシップ報告 
 (2)PNファンド補助金事業経過報告

会場の辰野町民会館

北原正彦氏の特別講演




2015年8月30日日曜日

研究発表会・総会を開催します(9月27日)

ミヤマシジミ研究会の研究発表会・総会の案内

ミヤマシジミ研究会の平成27年度研究報告会・総会を下記のように開催します。今回は山梨県富士山科学研究所の北原正彦氏をお招きして、富士山麓に生息する草原性のチョウ類についての興味ある講演と828日にパートナーシップ協定を締結しましたミヤマ株式会社との懇談を企画しています。
研究発表会は一般公開(無料)です。ぜひ皆様方のご参加をおねがいいたします。

会 場:辰野町民会館 大会議室
日 時:平成27927日(日)13時から1630 
プログラム  司会 江田慧子
13001320 挨拶  会長 中村寛志
         パートナーシップ協定 ミヤマ株式会社
13201410 特別講演「富士山麓の草原に生息するチョウ類の生態と保全
          北原正彦氏(山梨県富士山科学研究所) 
講演要旨:日本一の標高を有する富士山のチョウ類相を最も特徴づける種群は、意外にも高山性の種群ではなく、山麓部に生息する草原性のチョウ類である。これらの種の多くは、環境省のRDBに登載されている絶滅危惧種であり、富士山でも草原環境が維持されている場所に生き残っている。今回の講演では梨ヶ原、本栖高原、野尻草原等で実施したチョウ類の群集調査の結果を報告し、チョウ類の多様性や草原性希少種群の生息に影響している要因、多様性や希少種と人的管理の関係、草原性チョウ類の置かれている現状について紹介する。また今後の富士山におけるチョウ類の保全の在り方についても考察する。 
14201430 休憩)
14301550 研究・活動発表
    横山地区ミヤマシジミを守る会、上牧里山づくりの会
    伊那市ミヤマシジミを守る会、飯島ミヤマシジミを守る会
    ふる里再生水車を楽しむ会、辰野生きものネットワーク
    信州大学・上伊那広域連合(加藤大輝)
    信州大学山岳科学研究所(江田慧子)
16001630 総会
17301930 懇親会

研究会活動スナップ2枚
平成27年6月11日ふる里再生水車を楽しむ会保護区にて

ミヤマシジミのDNA解析中(信州大学山岳科学研究所)

パートナーシップ協定を締結

総合環境企業のミヤマ株式会社と「生物多様性保全パートナーシップ」を締結

 平成27年8月28日に、ミヤマシジミ研究会は、長野県知事立会いのもと県庁で、総合環境企業のミヤマ株式会社 http://www.miyama.net/ と「生物多様性保全パートナーシップ」を締結しました。年間30万円の活動資金を5年間援助していただくことになりました。これも我々の活動が、社会に認められてきたからだと思います。

阿部知事の立会いのもと中村寛志会長と原ミヤマ株式会社副社長が協定書にサイン

記念写真


2015年7月1日水曜日

研究会ニュース 第一号です

ミヤマシジミ研究会ニュースがやっとできました。お読みください。


荒神山たつの海にコマツナギ移植



6月20日に、ミヤマシジミ研究会のメンバーである辰野生きものネットワーク(会長土田秀美さん)のみんなが、ミヤマシジミの食草であるコマツナギの移植をしました。
辰野市荒神山のため池「たつの海」の堤改修のため他に移してあったコマツナギを新しくきれいになった堤に植えました。私も手伝いに駆けつけました。 








 一株ずつ等間隔で約100本ほど丁寧に移植しました。

下は新しくなった堤に、きれいに植えられたコマツナギです。
(会長 中村寛志)



2015年6月10日水曜日

ミヤマシジミ保護区の第1化目の成虫

信州大学農学部構内のミヤマシジミ保護区

この5月25日に保護区の選択的除草を行いました。クローバーとアカツメクサは第1化成虫の重要な吸蜜源なので残します。


この保護区は昨年、校舎の耐震改修で破壊されたところにコマツナギを植えなおし、人為的に産卵させて復旧を試みたところです。



今年は成虫が発生するか心配していたのですが、次の日メス成虫を確認できました。



伊那市ますみヶ丘と横山地区のミヤマシジミ


 6月2日に鳩吹公園の保護区に発生していたミヤマシジミのオス(右)とメス(左)成虫です。




霊園内の保護区では、メス成虫が産卵していました。

ミヤマシジミ研究会の幹事会を開催

平成27523日(土)午後3時から信州大学農学部演習林棟3階会議室において、ミヤマシジミ研究会の幹事会を開催しました。


出席者は、中村寛志(会長)、中村新一(横山地区ミヤマシジミを守る会)、岡村 裕(伊那市ミヤマシジミを守る会)、土田秀実(辰野生きものネットワーク)、北原光明(ふる里再生水車を楽しむ会)、大村洋一・唐木隆夫(上牧里山づくりの会)、加藤大輝(信州大学ミヤマシジミ研究会支部)、江田慧子(事務局)、有賀賢治・久保田和哉(伊那市耕地林務課)、飯島ミヤマシジミを守る会は欠席。

幹事会では、26年度決算報告、27年度の活動計画、27年度予算案(PNファンド補助金)が話し合われました。さらに各会から活動実績と計画報告があり、平成27年度は以下のような活動を実施することが決まりました。
*コマツナギの発芽実験          *観察会と生息地整備(支部の活動を含めて5回)
*DNA解析                 *セミナーと総会 927日(日)辰野町で
*移植マニュアル作成           *ホームページ・ブログ作成

*研究会通信 年2